複数の引越しの見積りを依頼している場合、どの業者と契約するかは慎重に考える必要がありますが、ときには素早い判断が必要な場合もあります。特に、引越しシーズンと重なるなどして、業者自体も忙しく、予定がなかなかつけられないようになると、依頼をすること自体が難しくなってしまうようなことがあります。どうしても、引越し自体が繁忙期になると、価格が変動するという一面があるので、その点も十分に考慮して、どの程度の費用であれば、妥当なのか、もしくは自分が納得出来るのか、という予算についても、ある程度意識して交渉するようにすることが望ましいといえます。
即決が必要な場合はそれはどういう場合か、例をあげましょう。鈴木さんは見積もりをA社・B社・C社に依頼しています。最初にA社が見積もりに来て、「ダンボールは鈴木さんが用意、荷物はトラックに積めるだけ積む」これで45000円という額を提示してきました。鈴木さんとしては納得のいく値段で、まだ他の2社の金額も聞いていないので、値下げ交渉はしていません。次にB社が来て、「ダンボールもこちらで用意し、荷物もこちらですべて運ぶ」これで80000円を提示してきましたが、A社の金額を伝えたら、48000円に変えてきました。このあと、さらに45000円に値下げしてきましたが、今決めてくれないともうこの額は提示できないと言われました。このように、今すぐに決めないと、金額が変動してしまうような場合には、費用が予算内であるか、もしくは法外に高くないのか、などをある程度考えて、時間的な猶予や繁忙期なのか、などの条件を総合的に考慮して、検討することが望ましいといえます。どうしても、業者側の事情ということもあるので、これらの点については、率直に疑問がある場合には聞いてみるようにすれば、案外、簡単に解決するようなこともあります。
このとき、鈴木さんはまだC社の見積もりを受けていません。しかし、もともとA社の条件で45000円に満足していたところに、B社が同じ金額でさらにいい条件を提示してきました。もし、値段に不満がないのなら、ここで鈴木さんはB社と契約すべきです。ここで断って、C社の金額が納得できないものだったら本末転倒です。予算内であれば、その場で決めてしまい、あまり小額の金額にこだわって、余計な日数をかけてしまうと、損をしてしまうようなこともあります。このあたりの判断は非常に難しいところですが、自分の中で「このような予算内で行いたい」と判断出来るような条件があることで、ある程度、円滑に進めていくことが出来るようになるはずです。
このように、ときには思い切って即決してしまうことも必要だと覚えておきましょう。その方が、余計な手続きやストレスを無駄にかけることもなくなりますし、かなりスムーズに手続きを進めていくことも出来るようになります。自分にとって何が優先順位が高いのか、時間的なことなのか、費用なのか、その他、業者のサービスなのか、なども合わせて確認しておくようにすれば、交渉が限られた時間であっても、ある程度、迷うことなく決めることが出来るようになるはずです。これらの点については、十分に注意をして、余計なロスが少なくなるように事前に気を配るようにしてくださいね。